「任意後見制度」
叔父から去年、叔父の財産を放棄して欲しいという連絡があった。癌で長くはない命との事だった。母も亡くなって40年、叔父とは疎遠になっていたので、そんな連絡を受けるとは思ってもみなかった。
そして、今日、先月亡くなったと遺言の執行書が届いた。 「全て財産は妻へ」という内容で、私にしてみれば当然のことで、私に財産の連絡なんかしなくったって・・・と思った。 が、叔父夫婦には子供がいない。万が一の事を考えて、甥や姪である私たち姉妹に連絡をしてきたのだろう・・・。 
私にも子供がいない・・財産といえるものはもっていないが、人事ではないな・・・と思いながら執行書を読んだ。
 今は、判断能力がなくなった時に備えて、信頼できる人に、財産管理や介護の手配などを任せる契約をしておく「任意後見制度」がある。
しかし、高齢化社会に不可欠な制度なのに誰もが安心して頼める体制はまだ整っていないようだ。
任意後見人選びは慎重に・・・かぁ〜
 叔父は建設会社に勤めながら、お琴・三味線を教えていた。私も2年程お琴を習った。 たんすの奥にしまってあった「爪」を出してきて・・昔を思い出した・・。 お彼岸、お墓参りに行ってみることにした。




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