愛犬との悲しみの対面も

福島県川内村への一時帰宅

同県矢吹町で非難を送る秋元昭一さんは自宅前で一度立ち止まり、恐る恐る

犬小屋に近づいた。 震災後、ペットの犬2匹に餌を与える為に自宅に数回

戻ったが、この40日間、世話ができなかった。

今回の帰宅の最大の目的は、愛犬の様子を確かめることだった。

この日の帰宅ではペットの持ち出しは出来ない事になっている。

「ジョン」・・・・・愛犬の名を静かに呼んだ。

反応がない・・・・・犬小屋に近づくと、ジョンはもう一匹の子犬と一緒に

体を丸めたまま硬くなって死んでいた。

「助かる命だったのに、ごめん」。 肩を震わせ涙を流しながら、亡きがらを

そっと抱きしめ、わらを敷いた穴に葬った。

                 (読売新聞)

私はこの記事を 健太郎の前で 声を出して読んだ。

今、生きている私も健太郎も・・・1日1日を大切に生きなければと・・。